親しい裏には勧誘あり

１５年くらい前に知人からある愚痴を聞かされました。

知人「友達にご飯誘われて喜んで行ったんだけど、カフェに着いたら友達の他にもうひとり女の人が居たんだけど、友達が言うには自分の仲良しの友達だから一緒したいと言ってきたんだ」

知人「友達の友達だからいいと思ってOKしたんだけど、食事の途中で雲行き怪しくなってきたの」

知人「急に宗教の勧誘の話になって、友達とその女性の2人がかりで必死になって話をしてきたので悲しくなってきた」

知人「友達だと思ってたのに、なんで宗教の勧誘をこんな形でやるんだろう？」

私「その人と距離取ったら？」

知人「でもでもだって、仲の良い友達だから、それさえなければいい子なのに」

私（押したら行けると思われてるような気がする、でもでもだって・・・というところ利用されてるなぁ）

そういう感じの愚痴を聞かされたんですが、結局のところその友達とは距離を置いたようです。

知人の愚痴を聞かされてからさらに十数年が経ちました。
今度は別のところで宗教絡みの少し嫌な話を聞くこととなったのです。

私が働いているコンビニには人気者M子がいます。
っといっても、誰からも好かれているわけではありません。
よくある異性には好かれるけど同性には敬遠されるタイプ。

最初にM子に対する不満をぶちまけてきたのは従業員のF子さん。
F子さんは常連客から何か嫌なことを言われたようです。

常連客「あんたよりM子の方がいい、あんたよりカワイイ」

常連客からディスられたF子さんはM子さんのことが苦手になったのです。

更に別の従業員E美さんもこんなことを言っていたのです。

E美「M子ちゃんってさぁ、男の人が優しいからってちょっと甘えすぎなんだよね」

誰とでもすぐに仲良くなれるE美さんですら、M子さんに対して含むものを持っているのです。
じゃあ経営者はというと、仕事をすぐに人に押し付けるM子さんには手を焼いているようです。

レジ点検を教えてもM子さんは「出来ないの・・・」とすぐに弱音を吐くので、経営者はM子はお飾りの店員だと思うことにしたようです。

まぁ、Ｍ子目当ての常連客（全員男性客）が毎日買いに来てくれれば売り上げ上がるからと開き直っている様子。

その経営者の対応にＦ子さんもＥ美さんも納得いってないようです。
私も当然Ｍ子さんのことは苦手でした。
仕事を押し付けてくるし、すぐに弱音を吐くのでフォローが大変だったからです。

ですが、ある時にＭ子さんは急にバイトを辞めてしまったのです。
M子さんが居なくなったお店に常連客のひとりがやってきます。