奇々怪々 お知らせ

心霊

ぴさんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

恐怖の怪奇ホテル
長編 2021/11/22 12:49 556view
私は仲のいい友人たち4人で、旅行に行ったことがあります。
旅行は趣味で何度も行ったことがありますが、あそこまで怖いホテルっていまだに出会ったことがありません。
そんな奇妙なホテルの話を投稿しようと思います。私と友達はそこで複数の奇妙な出来事を体験をしました。

最初に言っておきますが、私は霊感体質というわけではなく、当然部屋を見ただけで「何か出る」と分かる人間ではありません。そんな人間ではないのですが、私はホテルに入った瞬間から、なんともいえない寒々しさを感じていました。

後から聞いた話になりますが、一緒にその部屋に入った友達もそのときは口にはしなかったけど、入った瞬間何か変な雰囲気は感じ取っていたらしいです。

特にそのホテルが特別古びて雰囲気があったわけでも、お札など異常なものが置いてあったわけでもありません。ベッドもシーツもそのほか電化製品も比較的新しく、とても普通のごく一般的なホテルの一室に見えました。

しかし、なんというのでしょうか。明らかにおかしかったことがあります。それは部屋の温度が明らかに低かったことです。その部屋は他の部屋よりもうんと寒々しかったです。別の友達の部屋に行ったときに体感でかなり部屋の温度が違うと思いました。

ホテルに入って、私と友達の1人にあてがわれた部屋がこの部屋でした。
仲良し4人グループで隣同士の部屋を2部屋取っており、私と友達Bちゃんはこの部屋を選びました。

部屋に荷物を置いて、その日は寝るだけのつもりでした。翌日有名な観光地に行くつもりだったので、寝るだけの安いホテルを探すことになり、友達Aちゃんがとっても安いホテルが見つけてくれたのです。

ホテルに着くのはもっと遅めの予定だったのですが、予定が狂って思ったよりも早く着いてしまってホテルにチェックインできるか心配していました。

ホテルに着くと予定よりもずっと早く着いたのにチェックインさせてくれて、ほっと一安心。しばらく部屋でゆったりして、外でご飯を食べに行くという話になったのです。私とBちゃんは部屋で少しおしゃべりを楽しんだ後、テレビをつけました。

私が初めて異変を感じたのは、部屋のトイレに入ったときでした。
トイレ自体はすごく綺麗で居心地は悪くなかったですが、トイレットペーパーを触ったときに異変を感じました。
トイレットペーパーの端がなぜか濡れているのです。「何で?」と気持ち悪くって仕方なかったです。しっかり手を洗って洗浄し、トイレから出てすぐにその話をしました。そしたらBちゃんも「えー、なにそれ」と気味悪がってくれました。

しばらくおしゃべりしながらテレビを見ていたら、隣の部屋から楽しそうな笑い声が聞こえてきました。友達2人の部屋だったこともあって、「何笑ってんだろうね」と二人で笑い合いました。
突き抜けるような楽しそうな笑い声に、「あっちの部屋行ってみる?」て話になったんです。ただタイミング悪くBちゃんには彼氏から電話がかかってきて、仕方なく私は隣の部屋に一人で顔を出したのです。

部屋にお邪魔すると、友達二人はスマホをいじりながらおしゃべりしていました。「Bちゃんは?」と聞かれたので、「今彼氏と電話中」とそのまま現状を伝えました。

「それより楽しそうに何笑ってたの?」と言うと、きょとんとした顔をされました。「え?私たち笑ってた?」と聞くAちゃん。いやいや笑ってたじゃんと言う私に、Cちゃんも不思議そうな顔で、ずっと携帯見てだべってだけだよと言われてしまいました。

二人の部屋は私たちの部屋とほとんど同じような広さで置いているインテリアもほぼ同じなのに、なぜか雰囲気が柔らかで温かく感じました。「暖房付けてる?」と聞きましたが、首を振られて付けてないとのこと。私たちの部屋はもっと寒いのになぁ、そんな気がしただけかなと不思議に思って、トボトボ隣の部屋に戻ったのです。

部屋に入るとBちゃんは彼からの電話を切ったところでした。そして開口一番に言われた言葉は「また楽しそうに笑ってたね?」でした。私は隣の部屋で一つも笑っていなかったので、ゾワッとしました。

この後、違う部屋の笑い声の聞き間違いということで2人で無理やり丸く収め、4人で外食しに出掛けました。

運よくすぐ近くに食事処があり、たらふくおいしいご飯を食べて、ホテルに戻ってきました。みんな大好物の定食を食べて、本当に大満足。近くにおいしい定食屋さんがあって良かったねとテンション上がって帰ってきました。

二人は私とBちゃんの部屋に後から行くからと言って、そのまま寝る準備をしに部屋に戻りました。私とBちゃんは順番にお風呂に入ることになったのです。

部屋に戻ってきておかしなことがありました。部屋の荷物の場所が入れ変わっていたのです。「ホテルの人が来たのかな?」と、二人でひきつった笑いを浮かべました。
一応バッグをチェックして何も盗まれていないことを確認し、おかしいと思いつつそういうことにしました。

冬でもないのに部屋の温度はより一層寒々しくなっていて、私たちは上着を羽織りました。
その直後、偶然なのかなんなのか部屋のリモコンがテレビ台から落ちて、2人で「キャー」と叫びました。なんだかんだ奇妙なことが続いたので、ちょっと部屋に恐怖感を持ってしまっていたのか、2人で思いっきり叫んでしまいました。

とりあえず寝るためにお風呂に順番に入ることになったのですが、直前まで狭いユニットバスなのにも関わらず、「一緒に入る?」とちょっと確認してしまいました。それくらい私の中では部屋への恐怖が芽生え始めてました。おいしいごはんに幸せ気分だったのか部屋に帰ってきてからはすべて台無し。本当に短い時間でお風呂を済まして、友達にタッチ交代しました。

「怖いから彼氏と電話しながらお風呂入る」という友達に、「ごゆっくりどうぞ」といい、私は鏡の前で髪を乾かしていましたね。髪を乾かしていると外から戸をドンドンとノックする音がしたので、私は隣の友達が来たと思って急いでドアを開けました。
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コメント(1)
  • 安いホテルって色々有るんでしょうね!
    安かろう悪かろう❗ですわ!

    2021/11/22/14:17

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