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呪い・祟り

陶芸参謀さんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

異様な姿の白装束に黒髪の女
短編 2021/10/02 12:57 536view
私の実家から徒歩1分の距離の家に住む地元の友人K君に聞いた話です。
K君は昔から霊感が強く、神経質で敏感な性質の子でした。

K君が小学生のとき、家族で蔵王のスキー場へ行き、夜は旅館で一泊したそうです。
夕食の後に、K君は外に出て森の中を探索していると、見てはいけないものを見てしまいました。
それは「丑の刻まいり」をしている、白装束を着て白いはちまきを巻いた黒髪の女性だったそうです。
小学生とはいえ、これは見てはいけないやつだと思ったK君はその場を引き返し、部屋に戻って布団に飛び込んだそうです。

その日からK君は高熱が出て寝込んでしまいました。
それから数日して地元に帰ってきたK君はやつれ気味だったのを覚えています。

K君はその日から家の布団で寝るのを怖がり始めました。
なぜかというと、あの丑の刻まいりを見て以来、夜になるとベッドの傍に白装束の黒髪の女が現れると言うのです。
まさか…と思ったのですが、K君の話はとても信憑性があり、リアルだったので信じざるを得ませんでした。

ある日、K君が実家の一人部屋で寝ていると、深夜にパチッと目が覚めてしまったそうです。
嫌な予感がする…と怯えていると、その嫌な予感は的中しました。
ガサッ…ガサッ…ススス…っと真っ暗な部屋の奥から物音がするというのです。
恐々と薄目で部屋の奥を見てみると、すぐ目の前に白い着物を着た黒い長髪の女が立っていたのです。
「うわああ!!!」と深夜に大声で叫び、両親のいる部屋に逃げようとすると、その女が立ちはだかりなかなか動けなかったといいます。
しかもその女の顔を見ると、約1メートル近い長さがあり、異様な頭の形をしていたので尚更不気味だったと言っていました。
K君は泣き叫び、わけもわからずに大暴れをしてその女に体当たりをし、ドンッとぶつかりながら両親の部屋に逃げ込んだそうです。

その話を聞いた私は「それ本当なの?」
と言ったところ、K君は本気で怒り出してそれから僕はしばらくシカトされてしまいました。
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