奇々怪々 お知らせ
           
  • 10/1 9月度怖い話グランプリを決定し、殿堂入りを追加しました。

心霊

朝暮さんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

モルモットと暮らす私の家に巣食うもう一人の住人
長編 2021/09/23 18:37 1,312view
これは、私が現在住んでいるアパートで実際に起こっているお話です。

私は現在のアパートに約6年前に引っ越してきました。
引っ越した当時は新婚で、妻と、引っ越した翌年に誕生した長男と3人で暮らしていました。
3人で暮らしていた時から家族の周りではよくないことが頻発しており、妻の家族の入院、妻の事故、私の事故と立て続けに大きな災難に見舞われました。

そして昨年、私は妻と離婚しました。
離婚してから現在まで、私は1人で暮らすようになりましたが、それを期にこれまで私たちの周りに居たのであろう姿なき住人がその存在を露骨にアピールするようになりました。

ある日、私が外出先から帰宅して電気をつけると、洗っておいたフライパンや鍋等が床に散乱していました。
この時は、置いた場所がきっと不安定だったのだろうとあまり気にすることはありませんでした。

そして、次は落ちることがないようにしっかりと置いたことを確認して、疲れた体を癒そうと浴室へ向かいました。
湯船につかって数分後、キッチンのほうから大きな物音が。
私は慌ててお風呂から飛び出し、濡れた体を拭き上げることなくキッチンを確認します。
すると、先ほどしっかりと置いたはずのフライパンたちがまたもや散乱しているではありませんか。
「なぜ・・・?」
そう思った直後、ドンドンドン!
誰かが隣の部屋のガラスを強くたたく音が。
(誰かいる!?)
私は身構えて隣の部屋を覗きます。
しかし、そこには誰もいない。
(いったい何だったのだろう。)
そう思い部屋を後にしようとしたその時、ドンドンドン!
またもやガラスを強くたたく音が。
私は慌てて振り返ります。
部屋の中には誰もいない、じゃあ外?
しかし、私の住む部屋は2階であり、窓の外にはベランダどころか人が立つような場所すらありません。
私は恐怖で背筋が凍るのを感じました。
お湯で濡れた体から、冷や汗が流れるのを感じる。

直後、私と一緒に暮らすモルモットのビビがピューイ、ピューイと大きな声で鳴き始め、ゲージの中を暴れまわります。
モルモットがこの鳴き声をするときは仲間への警告や、恐怖、パニックに陥った時です。
ビビは何かに怯えるように1点を少し見つめては鳴きながら暴れまわります。
「ビビ、どうした?大丈夫だから、こっちにおいで?」
私は暴れてパニックになるモルモットを優しく抱きかかえてなだめるように背中を撫でてあげました。
ビビは落ち着いたようで、腕の中でスヤスヤと寝息を立てて眠りにつきました。
その愛らしい様子をみてホッとする反面、この部屋には何かいると確信しました。
1/3
コメント(1)
  • 不思議な話ですね・・・。事故物件でもないのに。早く引っ越しして穏やかな日常を送って欲しいです!

    2021/09/24/20:41

※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。