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心霊

キョンシーズさんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

恐怖の実話・赤い家の廃墟の女性
短編 2021/09/15 21:14 266view
私が17歳の時に体験した実話です。

この日私は深夜に数人の友人と、とある心霊スポットに行きました。

この心霊スポットは地元ではかなり有名で、行けば何かしらの心霊現象が起きると言われていました。
海水浴場にほど近い場所にあるこのスポットは放置された一戸建て住宅の廃墟で、広い原っぱの真ん中にポツンと赤い家が佇む姿が異様に不気味でした。

鍵が壊された玄関のドアから中に入るとありとあらゆる物が散乱していて足の踏み場が無いような状態でした。

そして懐中電灯を頼りに散乱する物をよけながら中を探索していると二階への階段を発見しました。
階段を見つけた瞬間に背筋を氷でなぞられたような強烈な寒気に襲われたのを覚えています。

私は二階に上るのを躊躇しましたが、友人達が何のためらいも無く階段を昇っていってしまったので
私も寒気に襲われつつも仕方なく階段を昇り二階に上りました。

一階とは打って変わって二階は物がほとんどなく、それがまた異様な空気を醸し出していました。
ガランとした二階を一通り見終え、本当に何も無いので一階に引き返そうとした次の瞬間、二階の奥の部屋からドンっ!と壁を叩くような音がしました。

私達はいきなりの出来事に驚き、全員一瞬でフリーズしました。
みんな足がすくんで動けなくなっていると勇気ある友人の1人が制止を無視して携帯で動画を撮りながら音のした部屋にゆっくりと入って行きました。

私達が階段の手前で固唾を飲んで待っていると友人が

「ヤバいヤバい!逃げろ逃げろ!」

とものすごい勢いで部屋から飛び出してきて私達はパニックに陥りました。
そして飛び出してきた友人に続くようにバタバタと走って階段を降り、大急ぎで建物の外に避難しました。

少し落ち着いた所で何があったのかみんなで友人に聞いてみると、友人は携帯で動画を再生しました。

「これはマジでヤバいやつ。俺この後すぐこの動画消して明日機種変してくるわ。」

動画を見てみると懐中電灯と携帯のカメラのフラッシュに照らされた薄暗い何もない部屋が映りました。
しかし少しすると画面にノイズが走り、部屋の壁から花柄のワンピースを着た女性が現れました。
女性はスーっと滑るように反対側の壁に移動し壁の中に消えると
次の瞬間友人の真下の床から現れました。

現れた女性の顔は口以外が無いのっぺらぼうで赤い口紅を塗った口元は不気味な笑みを浮かべていました。

「ヤバいヤバい!逃げろ逃げろ!」

この友人の声を最後に動画は終了。
私達は見終えた動画をすぐに削除し、翌日皆で神社にお払いに行きました。

一体あの女性は誰だったのか?いずれにしてもこの日以来あの心霊スポットには二度と行っていません。
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