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心霊

鮎太さんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

面白半分で行った心霊スポットでの代償
短編 2021/09/15 19:35 238view
若かりし頃、興味本位で友達と心霊スポットで有名だった廃病院へ行きました。
その廃病院は、怪奇現象が頻発している事から取り壊しも中止になっているという噂で、中に入ってもナースシューズやカルテ、当時の新聞など、まるでその時のまま止まっているかのように全て物がそのまま残っており、異様な空気で深く中に入る事は出来ませんでした。

翌日、廃病院に行ったのが前日夜中だったこともあり、昼頃までソファでうたた寝をしていました。
そろそろ起きようと隣の窓の方を振り返ると、青白い手が私の肩越しから見えたのです。「手!?」と驚いた瞬間、後ろに引っ張られるかのように身体が動かなくなり、目も閉じていってしまう感覚に襲われました。
必死に後ろに行かないよう前に手を伸ばし、目も頑張って開けようとしたのですが、声も出ず、周りの音も聞こえず、閉じかけた目線の先には黒い人影のようなものがこちらを見下しており、低いあーあーと言う声だけが響いておりました。

一瞬で金縛りは解け、その時目の前にいた兄が心配そうに私を見ており、冷静を装ったのですが、とても一瞬が長く感じ、何か憑いてきてしまったのかとこの先がとても不安で仕方なかったのを覚えております。
しかも、その数日後に職場でたまたま開かれたまま置かれていたタウンページが目に入ったのですが、私が行った今はない廃病院の電話番号が載った広告ページだったのです。呼ばれているのかとそこでも怖くなったのを覚えています。

興味本位や面白半分で心霊スポットには行くものではないと思い知らされました。
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