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不思議体験

HAMさんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

座敷わらし到来?
短編 2021/09/12 14:21 208view
子供の頃の話です。小学生の低学年くらいだったと思います。

寒い冬の夜のことでした。

夜中にふすまが開いたような気がしてふと目を覚ましました。
そして、自分のもぐっている布団の上にどさっともう1枚布団のようなものを掛けられました。
寒かったので母が布団を追加でかけに来てくれたのかなと思いました。
そしてありがとうを言おうと布団から顔を出そうとした瞬間、体が全く動かなくなりました。

金縛りにあうのは初めてだったので、訳が分からずただただ動こうともがいていました。
しかし、どんなにあがいても全く体は動きません。
すると、耳元で誰かがジャンプしたのです。自分一人で寝ているはずなのにびっくりしました。
母がこんな時間に自分の部屋に来てジャンプするはずもありません。
しばらく何度かジャンプした後、今度は自分の布団の周りをグルグル回りだしたのです。
ジャンプしたり、走り回ったりする音からすると、小さな子供のような感じでした。

いったい誰が走り回っているのかと確認しようとしても、体が動かせないので布団から顔を出すことができず姿を確認できません。
ドッタンバッタンかなりうるさかったです。
いい加減嫌になって、ふと体から力抜くと、足の指先だけほんの少し動かせることに気づきました。
足の指先で布団の裾をひっぱるとかさっと音がしました。
その瞬間、金縛りが解けたのです。
それと同時にドッタンバッタン走り回っていた音も消え、部屋の中がシーンと静まり返りました。
かなり縛りを解こうとかなり頑張って疲れ果てていた自分は、そのまま寝付きました。

次の日起きると、追加の布団などかかってはなかったので、やっぱりあれは夢だったのかなぁと思いました。
ところが、隣の部屋で寝ていた姉から「あんた夜中にあんなドタバタして何やってたの?」と聞かれたのです。
あれは夢ではなく現実だったのかと思い知らされました。
今思うと、祖父が建てたかなり古い家だったので、座敷わらしが遊びに来ていたのかなと思いました。
それ以降、そのような経験はありませんが、怖くも不思議な体験でした。
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