実家にいる【目に見えない人たち】
投稿者:平家 (4)
これは実家で体験した怖い話です。
もともと実家には目にみえない人達が何人もいるのは知っていました。
なぜ知っているのか?と思われますが、家族皆が聞いた、一瞬見た、など家族が感じていた違和感で彼らがいることを知っていました。
当時家に住んでいたのは、父、母、長女、次女、私、猫、犬のみんなで住んでいました。
その中でもよく私に懐いていた猫は、膝の上で寝ていたのに首だけ起こし急に部屋の隅に向かい威嚇をしたりすることが多かったです。
猫でも反応するくらい家には何人も居たのでしょう。
私が20歳の頃のお話です。
いつもと同じように一日の過酷な業務をし、家に帰りご飯もお風呂も済ませ自室のベッドで疲れを癒していました。
布団のもふもふとした温かいぬくもり包まれ眠りに落ちそうにいなった時、いつもの金縛りにあいました。
よく友達には「金縛りなんて疲れからだ」なんてことを言われていたので、疲れているんだなと思いそのまま寝ようとしました。
ただ普通の金縛りではありませんでした。
金縛りが長くて動けないのでそろそろ体が窮屈になっていたその時。
【ドスン】私の上に何かが落ちてきたのです。
まあまあな重さで、「ぬいぐるみが落ちてきたかな」なんて思いたくても私が使っているベッドは二段ベットの上。
それに落ちてきた場所は私のお腹の上。
何が私の上に落ちてきたの?
けど私の体は金縛りにあっているため、確認することはできません。
すると私の上にいる【それ】は徐々に上に這いずっていきています。
そしたら突然、首に違和感が。
「息ができない。」
違和感の正体は【それ】が私の首を絞めてきているのでした。
体は動かない、目も開かない、息もできない
息ができないことで私はパニックを起こしていたけど、お守りの言葉を心で唱えました。
【私はあなたにしてあげることは何もないです。】
何度か唱えていたら、動かない私の体に重く乗ったものが、ふっと消えました。
息もできるようになり体も動きます。
けどその場で目を開くことがとても怖くそのまま眠ってしまいました。
朝、目が覚めた時夢かとも疑い昨日の出来事は気のせいだったかもしれないと思い、いつも通りに仕事に出かけました。
それから年月がすぎ帰省していた兄弟に「そういえば」とこの思い出話をしたら
「あー。それ私もあったよ。首を絞められるのは苦しいよね。」
と、同じことが起きていたのであれは夢ではないことをつい最近知りました。
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