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妖怪・言い伝え

山男さんによる妖怪・言い伝えにまつわる怖い話の投稿です

シシノケのようなものを見た話
短編 2021/08/04 18:59 489view
シシノケという怖い話をご存知でしょうか。
犬を連れてキャンプに行った男性が奇妙な生物に遭遇する話です。
もし読んだことがない方はシシノケでググると出てくるので一度読んでみてほしいです。

これは15年くらい前に叔父に聞いた話です。

叔父が20代前半の頃と言っていたので、今から30年以上前だと思います。

叔父は当時、夏になると最低限のキャンプ用具などを持ってバイクで全国を放浪していたそうです。
ある年の夏の終わり頃、日本海側をバイクで走っていた叔父は山の麓にある適当なオートキャンプ場でテントを張ることに。(何県かは失念)

質素な食事を終え早々と寝袋に潜り込んだ叔父ですが、夜中、山の方から奇妙な声が聞こえて目覚めたそうです。発情した猫のような声と言っていました。

こんな田舎のキャンプ場に野良猫がいるのかと少し不思議に思ったそうですが、一向に鳴き声が止まず、気になって眠れないので、叔父は猫を追い払おうとテントを出て小さな懐中電灯を片手に声のするほうに向かっていきました。

木々が生い茂る中、少し進むと地面に寝袋を敷いて寝てる人がいたそうです。
こいつが変な声を出しているのか、文句を言ってやる、そう思い近づいた叔父ですが、その寝袋に懐中電灯をあてて腰を抜かしたそうです。

それは寝袋に入った人ではなく、寝袋のような形をした生き物でした。
芋虫のようなそいつは毛むくじゃらで先端に大きな丸い口があり、言葉にならない声を出し続けていたそうです。目は何処にあるのかわからなかったと言っていました。
叔父いわく、毛虫を人間のサイズまででかくして大きな口をつけた生き物、だそうです。

ビビり散らかした叔父はテントに戻り、すぐに片付けてキャンプ場を後にしたそうです。

叔父から聞いた話はこれだけです。

当時はシシノケを知らなかっただけに、叔父が変なこと言ってるくらいにしか思わなかったのですが、シシノケという話を知って以降、どうしてもシシノケに出てくる生き物と同じものに思えて仕方ありません。

確かシシノケの話も日本海側、石川県だったと思います。

叔父は3年ほど前に病気で他界してしまったため、もう詳しく話を聞くことはできませんが、シシノケは本当にいる、もしくはいたのではないでしょうか。

いつか探しに行きたいと思っています。
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