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不思議体験

タルパ・タルパ・タルパ。
長編 2021/05/03 02:24 582view
「タルパ」をご存じだろうか?
簡単に説明すれば「人工精霊」とでも言おうか、またはリアルに投影された「想像上の人物」と言えばいいのか。
喩えてみよう。
「想像上の恋人であるがリアルの中に存在する」
タルパを持つ者にとっては「固有の人格を持つ存在」となる。

以前、いつもの居酒屋のカウンターでかなりの長話をした人がいる。連絡先の交換はしない主義なので彼のその後は知らないが、明晰な頭脳を持ち冷静な人格だったと記しておく。
Gさんと呼ぶことにするが、このお話の結末はまだ分からない。
つまりは長編となるので、お時間さえよろしければお付き合い願いたい。
Gさんの体験談を元に、友人Dの見解を交えながら書いていくことにする。途中、特に私の見解を挿入したりはしないが、文章力の無さからそのあたりが曖昧になることは笑い飛ばしてほしい。

Gさんの言葉で印象的だったのは…

「猫でも飼った方がいいですよ」

Gさんは掲示板で「タルパ」を知ったそうだ。曰く、”自分が作る友人であり恋人にもなる”存在として。
作り方自体は簡単に理解出来たそうだ。
想像した容姿を現実の風景に投影する。
想像上の”会話”をする。
これらを繰り返すうちに、特に意識しなくても「タルパ」は現れるようになるらしい。そして「タルパ」は意思を持つようになる。自分が想像しないような言葉を紡ぐ、遠くにまで出かけて行き、自分が知り得ない情報をもたらしてくれる。

理解は出来ても実践するのは難しかったそうだ。オフィスの空間に想像した容姿の人間をイメージして”視る”のは難しい。
休日の暇な時間に自宅で目を閉じてイメージすることから始めたそうだ。会話も交わしたが、最初のうちは非常にぎこちないものだった。
1か月も繰り返しただろうか、非常にスムーズに会話が進むようになった。容姿も完全に固定され、あとはリアル空間に投影するだけと思ったそうだ。

ここで友人のDの見解を伝えておこう。
この手の話はあの男の方が詳しいから。

「タルパぁ?あれはやめた方がいいぞ、第一お前には家族だっているじゃねーか。俺がタルパを作ったなんて話ならまだ分かるが。それに、俺にはもう立派な嫁がいるから。一般論?そんなもんは無いんだが…掲示板発祥の存在で、それにスピリチュアルな方々が乗っかっただけでな。

俺の見解では、「タルパ」と同じ現象を起こす存在がある。俺の嫁がそうだよな。怖い存在だが確かなのはお前も知ってるはずだ。子供のイマジナリーフレンドって知ってるか?想像上の友達と言われてる。小さな子供が「そこにいない友達と遊ぶ」と言うのが一番よくあるパターンだな。この”イマジナリーフレンド”を大人が認知すれば、ソレは立派な「タルパ」だろうな。端的に言えば「精神を病んでる」状態だ。子供の場合はまだ自我が未発達なので「精神病」とは言わない。
「タルパ」を作ると言うことは、自ら進んで病むってことだ。幻覚だし幻聴なんだよ。ただ困ったことにこの「タルパ」と「心霊現象」を区別することは不可能だ。
未だ不可知である存在が出てきてることは大いにあり得るからな。だから「タルパ」は3つに分類出来るとは思う。
子供が見るイマジナリーフレンド。
精神を病んで視る幻覚や、幻聴。
本物の霊的存在。

子供の場合、多くは成長するにつれて消えるから問題は無い。霊的存在の場合もまぁ問題は無いな、よほど強力でない限りは。困るのは「精神を病んでる場合」だ。精神病レベルになると、もう幻覚幻聴が”リアルと区別出来ない”んだよ。本当に聴こえるし見ちまう。そしてその幻影、タルパでも幽霊でもいいが、「作った本人のクオリア」を纏う。知ってるか?幽霊にも超常現象で見る存在にも「流行」があるんだ。今、幽霊とか霊と言えば白い服装に長い髪、映画のあの登場人物のイメージそのものを見る人が多い。”何か”を見たが具体的な姿が分からない場合、見た人の意識の中にある最も近い何かの形を借りるんだ。宇宙人だってそうだろ?今の流行りはいわゆる「グレイ・タイプ」ばかり話題に上がる。アメリカでは…聞いた話だが、子供の姿で瞳に白目が無いなんて言うのもあるそうだ。
で、なんでお前が「タルパ」なんて言い出したんだ?
ふーん、「タルパ持ち」の人ね、その人は相当頭がいいか、おかしいかだ。マトモな人に見えたと言うならかなり頭がいい人さ。脳内で瞬時に会話シミュレーションが出来るってことだから。
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