隣人はキ○ガイ

「どうかされましたか？」

後ろから声をかけられると門の前に町内会長がいた

「実は…」

と事の顛末を説明すると

「あーーーーそうでしたか！あのおばあちゃんは気難しくてね！大丈夫！私がしっかり言っておきますんで！」

と言ってくれた

翌日ごみ捨てに外に出ると塀にあった植木鉢は全て取り除かれていた

早速、町内会長にお礼に行くと

「いえ、いえ、大したことじゃないですから！また、何かありましたらなんでも相談してください」

なんとも頼りになる隣人だなと思った。

家に戻ると

おばあちゃんが軒先いたので

挨拶してみたが

「フンッ」

と言って家の中に入って行ってしまった。

なんだか気まずくなっちゃたかな、なんて思っていたが

そのうち和解すればいいかなんて軽く考えていた。

しかしそれから１週間ほど経ったころ

今度は家の前に犬の糞のようなものが放置されるようになった。

正直これには本当にうんざりした

毎朝、毎朝起きると家の前にうんこが放置されているのだ

犬を飼っているおばあちゃんの仕業と確信していたが

なにぶん証拠がないため言うにも言えず夫と相談していると

インターフォンが鳴った

「はーい」

玄関に出ると町内会長が立っていた

「実はですね…」

彼の話によると早朝ジョギングに出た際に老婆が私たちの家の前をウロウロしていたので何をしてるんだろうと声をかけるとすぐに家の中に入ってしまったので何か変わったことがありませんでしたか？

と言うことだった。

夫と顔を合わせて