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不思議体験

登下校時の不可思議な体験
短編 2021/04/09 22:16 342view
これは私が小学校3年生の時に実際に登下校の途中で体験したものです。当時は集団で登下校をしており、集落にある大きなセンター(以下、集落センターとする)に集合・到着し登下校を行っていました。私の実家からそのセンターには2通りの行き方があり、大回りで時間が少々かかるが安全な道順と最短距離で30秒ほどで到着するやや危険な道順の2つです。
大回りの方は延々と続く坂道を下るルートで車通りもほとんどないので非常に安全でした。反対に近道をするルートでは今にも幽霊の出そうな墓地を突っ切り、集落センターの裏手の池の周りを歩くというルートです。途中には不安定な階段があり、小学生には危険な道です。ここまでではただ物理的に危険なルートなだけであって、どこが不可思議なんだと思われるかもしれません。確かに物理的にはなにも怖くもなく不思議でもないでのす。
では、何が不可思議なものにしていたのか。それ集落センターのある部屋の窓から鳴る音なのです。その部屋の窓には黒いカーテンが常にあり、閉まっているのです。私がその付近を通るたびに窓から「ドンドン!ドンドン!」と誰かが窓ガラスを強くたたいているような音がするのです。気になって近づいてみると何かを察知したのか、より強い音で「ドンドン!ドンドン!」とまた叩いたような音がするのです。幼かった私は気になり集落センターの館長に事情を話し部屋を見せてほしいと頼みました。館長から返ってきた言葉は「あの部屋は物置で誰もいないし入ることはできないよ」でした。実際に部屋を見せてもらいましたが、言葉通り物置で奥に人が入ることは難しそうでした。
その日以降もその部屋の付近を通るたびに「ドンドン!ドンドン!」と繰りかえし音が鳴るのです。部屋の中を見て知っているだけになんだか怖くなってしまったのを覚えています。今思えば墓地の近くだったので、怨念や幽霊といった類の謎の力が働いていたのかもしれません。今思い出すと非常に不可思議な体験だったなと思います。
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