奇々怪々 お知らせ
           
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不思議体験

きっかけは…
短編 2021/04/08 07:12 318view
なんとなくこの地域に伝わる「不思議な話や怖い話」を集めている。
本格的に活動しているわけではないし、まとめて発表する気もない。
ふと知り合った人から聞いた話をメモに残している。

普段、ネットでよく読むサイトでここ「奇々怪々 こわい話」の存在を知った。
集めた話の供養を兼ねて細々と書いている次第だ。

「不思議な話や怖い話」を集めるようになったきっかけのようなものはある。
何かに衝き動かされていると言うほどの強い動機ではない。
ふとした時によみがえる「記憶」が気になって仕方がないから…

その「記憶」は不思議な話で、私はその場所が実在しないことを知っている。
いや、1つは幼いころに見た光景だろうとは思うが、もう特定することは不可能である。
私は幼い頃に両親が離婚し、父と一緒に暮らしていた時期がある。
多分半年に満たない期間だと思う。
5歳の誕生日の記憶では両親は離婚していないが、小学校に入学する頃には母に引き取られていたからだ。

モノクロの記憶の中、降りしきる雨の中に浮かぶ小さな納屋か倉か。
ただそれだけの記憶であるし、両親親戚関係者全てがすでに鬼籍とあっては確認のしようがない。
あの場所がどこであったのか?

もう1つの「記憶」の場所は存在しないと思っている。
夢で見た場所と言うわけではなさそうだ。
その場所のイメージは明確に過ぎるから。
私は市街地、つまり駅周辺から山間部の中ほどに住んでいる。
友人には市街地に住む者もいれば、山間に住む者もいる。
この市全体が私の行動範囲である。

鬱蒼と茂る森の中。
左は岩盤の壁となっており、湧水が静かに流れている。
右には小川と言うか、まだ狭い渓流が流れている。

このシーンだけであるが、どこか私を魅了する。
その狭い山道は左にカーブしている。

この街や地域に伝わる話は山にまつわる話が多いので、そんな話を集めていればいつかその場所に出会えるのかもしれない。
実在を半ば疑いつつも「追い求めている光景」とでも言えばいいのだろうか。


私はあの左に曲がるカーブの先を見てみたいのだ。
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