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妖怪・風習・伝奇

輪廻転生さんによる妖怪・風習・伝奇にまつわる怖い話の投稿です

あれは、幽霊?妖怪?
短編 2020/11/19 19:32 1,722view

昭和の話しである。
私が小学生低学年だったと記憶しておりますが、その当時、私が育った地域には泥棒など入るなどなかった時代です。それだけ田舎でした。真夏の事です。

前述のように泥棒を入るような戸建てでもなく、真夏の夜は、今ほど暑くはないものの、エアコンもなく、夜風にあたり寝ることが当たり前であり、網戸を閉めて、隙間から蚊が家中に侵入し、刺されながらブタの形をした蚊取り線香をつけながら寝ていました。私はその当時、なぜか夜中に起きてしまう習慣と言いましょうか、真夏でたぶん暑さで目が覚めてしまっていたのだと思うのですが、その時も、深夜の時間帯です。

私は或る部屋に1人で寝ており、私が寝ている右斜め足元向こうに隣部屋があり、そこに両親が寝ておりました。そして、その両親が寝ている右側が外部テラスとなっており、網戸1枚で、外には月の灯りで、やや外が真っ暗ではない状況でした。

私がふと、両親の寝ている方向に視線をやると、何か真っ黒な人間のような、違うような物体が両親の寝ている上に居るのです。私は興味より恐怖が100%勝り、掛けていたタオルケットを頭までかぶり、恐怖に慄いていました。

しかし、まだその得体の知れない物体が両親の寝ている上に立っているか、今一度確かめたく、しかし、恐怖もある中でなんとか、細めを開け再度確かめてみたのです。いゃ〜良かった💦居なくなっていました。その時間はたぶんですが1、2分の出来事だったはずです。あれは一体なんだったのか、いまだに記憶に残っている得体の知れない物体を見た話しです。

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