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心霊

イエティさんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

ドン!ドン!
長編 2021/03/11 14:36 7,314view
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高校時代、曾祖母が亡くなってから、3日に1回、多い時は毎日、
誰もいないのに肩をトン、トンと叩かれる。

ねえ、ちょっとさあ、みたいなイメージ。

振り返っても誰もいないし、最初は怖かったけど1年経った頃には慣れちゃってた。

曾祖母、祖母、母、俺の家系の女性はみんな霊感が強い。

母は、人の死を”予知”できる。
身内が死ぬ直前には勝手に涙が流れる。
仲がいい近所の友達が自殺した時も、情報が入る前から涙が止まらなかった。
曾祖母が亡くなった時も、涙が流れてきて、二人で実家に行くと亡くなってた。

祖母は、純粋に”見える”タイプ。
事故現場とか、古い旅館になんて行くとしょっちゅう。

曾祖母は、まさに”守る”人だった。
娘と孫である祖母と母の性質を併せ持ち、
何か良からぬことが起きると分かるとその場に出向きお祓いみたいなことをする。
俺は高校時代、原付に乗ってたんだが、いざ友達の家に行こうという時、
曾祖母から電話がかかってきた。

「〇〇の通りは通っちゃいけないよ。悪いものがいるよ。」

言われた通り、その道は避け遠回りした。
翌日ニュースで、バイク1台とトラック1台、乗用車2台が巻き込まれる事故が報道された。
死者1名、意識不明の重体2名、重傷4名という痛ましい事故だった。
このうちの死者1名は、バイクに乗った人だった。

代々、この家系の男性は悪い者に魅入られることが多いそうだ。
だから、曾祖母にもらったお守りは肌身離さず身に着けてたんだ。

そして、曾祖母が亡くなってしまった。

90歳だったが、床に臥せる直前まで畑仕事していたくらい元気だったから、
家族のショックは相当大きかった。

遺言があり、内容はまあ遺産のこととか、兄弟、子供、孫、ひ孫へ向けた感謝の言葉。
一人一人便箋に綺麗な字で書いてあり、みな一緒に読みながら涙を流した。

で、周りは思い出とか感謝のことしか書かれていないのに対し、
俺に対してはちょっと違うことが書いてあった。
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コメント(1)
  • 悪いものに憑かれやすくて実際に霊障にも遭ってるような状況なのに若くして出世とか
    運とか関係なしにガチで仕事できるんだろうな
    もしくは寺から遠ざけるためにわざと仕事はうまくいくように霊が仕事運にブーストかけてるとか?

    2021/03/28/17:16

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