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都市伝説

白と黒の旅人さんによる都市伝説にまつわる怖い話の投稿です

電話に出る怪異達
短編 2023/05/29 11:48 2,338view
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電話ボックス、及び電話に纏わる怪異の話はよく聞きます。
例えば電話ボックスなら「中に幽霊が出る」「幽霊に繋がる」「特定の番号にかけると知りたいことを教えてくれるが振り向いたりあなたは誰?等聞いてはならない」とか。携帯電話などにまで広げると「メリーさん」とかも含まれる。

さて、ここで都市伝説というレベルまでは有名ではないが私が知っている電話に関する怪異の話をします。

その名は「シャキシャキ」。キャベツやレタスを生で食べている訳ではなく、ハサミをシャキシャキと鳴らすことから呼ばれている名前。別名として「シャキちゃん」「チョキチョキ」。 がある。
10〜14歳ぐらいの見た目でミニスカートにミドルボブと妙にはっきりとした見た目がわかっている。

呼び出す手段も電話ボックスでも家の据え置き電話でも、携帯電話でも可。
電話ボックスにしろ家の据え置き電話にしろとりあえず自分の携帯電話ないし今手に取れる電話に別の電話から通話するのだとか。
やり方も結構アバウトで、夜暗い時に、あわせ鏡をしてその間に自分と自分が応答する用の受話器が入るというもの。そして自分が背を向けた方の鏡の裏に裁縫とかに使う布の裁断バサミを置いておく。

右耳で携帯を使って通話するなら ──────────鏡────────────
自分 携帯
──────────鏡────────────
ハサミ
となる。

この場合、通話するとあわせ鏡をしっかり見ることになる。そして、鏡の裏は見えない。

そして通話する用の電話に対して「おかけになった番号は……」と繋がらなかった時のアナウンスが流れた「次の」通話にシャキシャキは出る、のだが、通話に出る場合、あわせ鏡にハサミと電話線の切れた受話器を持った先述の特徴の女の子が映るらしい。
右手で電話をかけているなら左手に受話器、右手にハサミ。それをシャキシャキ鳴らしているのだとか。左手でかけていると持つものが反対になる。

別に後ろを見てはいけないとか横を見てはいけないとかもない。

シャキシャキの召喚に成功した場合、例外なく1つのものとの縁が切れる。シャキシャキは通話が始まると「お話しよ?」と聞いてくる。この後の会話は自己紹介とかで良いらしい。結構話しやすいらしく大体そのうち愚痴とかが出てくる。会話の中でシャキシャキは自分に悪い気持ちを向けている存在を教えてくれ、その存在との縁を切る。これは強制。人間以外も含む。
人間なら疎遠になり、物などなら無くしたまま見つからなくなったり壊れて捨てることになる。

なお、明確に「○○が気になる」等、特定の存在のことを伝えたり「○○が嫌い」等と伝えるとそれに応じた受け答えをしてくれる。気になる場合は教えてくれるし、嫌いなら縁を切ってくれる。

終わりは「お話出来て楽しかったよ」と向こうから切るタイプなので終わるタイミングは完全に向こう次第。途中で電話を切った場合はどうなるかは不明。かけ直してくれるのを待ってその場に留まる。外なら着いてくる。

デメリットとしては、外の電話ボックスでやる場合、警察にお世話になる可能性があり、中断されやすいということ、家の中でやる場合は通話後もまた話がしたくて家に残る…かもしれないらしい。
使用した鏡、裁断バサミについてもそのまま日常で使っても問題は無いらしい。

あまりにデメリットがなく、時間も夜ならOKと色々細かく判明しているが、少なくとも「怪異」と呼ぶに足る存在かと。

私は実践などはしておりませんが、何分細かくわかってることが多いことと、他の電話にまつわる怪異、怪奇現象と似たような話がありましたので投稿いたしました。

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