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心霊

デジャヴさんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

赤い服の子ども
短編 2023/02/05 08:28 888view

私が高校生の時の話です。

当時は家族4人で田舎の一軒家を借りて住んでいました。

深夜に誰もいない部屋のドアが開け閉めされたり、冷蔵庫が開いていたり、など不思議なことが起きる家でしたが、霊感のある母と私は特に気にすることなく過ごしていました。

ある日、私は夜中に金縛りになり、目を開けるとお腹の上で赤い服を着た2〜3歳ほどの女の子が遊んでいました。ニコニコとしていたので、嫌な子ではないと思い気にせず、また眠りにつきました。

次の日の夜中、隣の部屋から母の「やめて!あっち行って!」という声で目が覚め、母を急いで起こしました。「大丈夫、明日話すわ」と言い、母は何事もなかったように振舞ったので、私も自室に戻り眠りにつきました。

翌日、母に話を聞くと、赤い服のちっちゃい子が母を押さえつけていたということでした。

それから、たまに金縛りはありましたが赤い服の女の子は見ることも無く月日がすぎました。
私が23歳になり、飲食店のパートをしていた時に仲良くなった方と霊能者がやってる占いがあるから行こうと言われ、私を含む3人で行くことになりました。

如何にも怪しげな雰囲気の部屋の中、仲のいいパート仲間が占ってもらっているのを見て内心楽しんでいました。最後に私が霊能者の方の正面に座ると、部屋中のロウソクがゆらゆらと揺れ、「あなたね、色々つけてきて今部屋中ぱんぱんなくらいなんだけど、問題はこの子ね。見たことあるんじゃない?赤い服きた女の子、見たことない?」と言われました。

その霊能者の方によると、母か祖母の水子だそうで、私が楽しんで生きているのが羨ましくついていたとのことで、強すぎる霊なので祓うことが出来ないと言われました。

私は母も祖母も水子がいるという話は聞いたことがなかったのですが、後日聞いたところ母も祖母も1人ずつ水子がいたそうです。
いま思っても、鳥肌が立つ話ですが、少し可哀想でお祓いなどには行けずにいます。

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コメント(1)
  • 今でもその子がいるでしょうかね?

    2023/02/05/21:03

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