地震の予知夢

これは、私の職場の先輩のおじいちゃんが体験した話です。

そのおじいちゃんは、それまで特に霊感がある訳でもなく、そういった体験は経験してこなかったらしいのですが、ある日突然その力に目覚めたそうです。

それは今から30年弱前。おじいちゃんは夜、いつものようにベッドで眠りについていました。
すると変な夢を見たそうです。その夢の内容は、視界一面が真っ赤になっているだけの夢だったそうです。その夢にストーリーも何も無く、ただひたすらに真っ赤の世界。非常に気味が悪い夢なのですが、目が覚めると現実世界で起きていたのは阪神・淡路大震災でした。おじいちゃんは割と地震が起きた場所から近くに住んでいた為、かなり被害にも苦しんだようです。

変な夢を見た後に起きた災害に、少し気味が悪いなと感じていたようですが、その変な夢を再び見てしまうことになります。
それは阪神・淡路大震災から約15年後。おじいちゃんは、またあの真っ赤な世界の夢を見てしまいました。そして眠りから覚め、次の日に現実世界で起きていたのが、東日本大震災だったそうです。

おじいちゃんの住む場所からは遠く離れた東北で、凄まじい事になっている映像がテレビから流れていたのだそうです。流石に2回目の出来事にとても怖くなったそうです。
そのおじいちゃんがまた真っ赤な世界の夢を見てしまった場合、次の日、想像したくはありませんが再び悪夢が現実に起きるかもしれません。