幽体離脱・・・？

小学生の頃に体験したお話です。

夏休みに入ると朝６時に公園でラジオ体操をする風習がありましたが、そのラジオ体操が終わったら、お寺で和尚さんと一緒に朝の勤行をしなければならないという決まり事もありました。これも成し遂げると、ご褒美を頂けました。
子供ながら早起きは凄く大変でしたが、ご褒美欲しさに毎日頑張っていました。
　
ある日、そのお寺の行事のひとつである、お泊まり会に参加したときの出来事です。

朝早くからお寺のお掃除をしていた時、私は友達と、本堂とは別の部屋前の廊下の掃除を担当することになりました。友達とお話しながら掃除をしている最中、急に不思議な感覚にとらわれました。
実際には廊下にいるのに、何故かその部屋の中に私はいて、部屋の真ん中にあるお坊さんの銅像が見え、そしてその裏にある階段を見つけました。その下には小さな小部屋があり、中は真っ白で壁に板が棚のように添えられ、そこにお骨のような物が沢山…。

すると友達の声が聞こえて我に返ったのですが、友達が言うには、急に私がボーッとしたんだそうです。

この出来事を家に帰って親に話すと、実際にその部屋の中はそうなっていて、そこに祖父のお骨もあるんだとか。
私は霊視をしたということでしょうか。それとも、幽体離脱をしたのでしょうか。