図書室の人影

小学生の三年生頃に体験した話です。

掃除の時間に私は図書室前の廊下の当番だったので、友達と図書室前の廊下を掃除していました。

友達と話をしながら掃除をしていて、ふと図書室の中から気配を感じたので友達と覗いていました。

図書室の鍵は閉まっているので、「誰もいるわけないか」と友達が言いましたがしばらく二人で図書室の中を覗いていました。

すると、図書室の中に女の人の影が動くのが見えました。

友達もその影を目撃していました。

2人で見間違いかなぁと見ているとまた影がみえました。

その影は最初は遠い所でしたが、だんだんと近づいてきました。

影だけしか見えませんでしたが動いているし近づいてくるので、

「見間違いじゃない。誰かいるよ。誰か出られなくなったかもしれないから先生に開けてもらおう」と友達言い、二人で先生を呼びにいって鍵を開けてもらいました。

先生と友達と三人で図書室に入りました。

図書室の中には誰もいませんでした。

先生に「本当に誰かいたの？」と聞かれましたが、私たちは「嘘ついてません。本当に人影を見たんです。」といいましたが、信じてもらえませんでした。

友達とあれは一体何だったんだろうという恐怖で、それから図書室を避けるようになりました。