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心霊

恐怖の心霊スポット「上高地の旧釜トンネル」
短編 2021/02/18 06:48 537view
長野県には人気の観光地・上高地がありますが、この上高地は穂高連峰への登山基地でもあるのです。 今でこそ新釜トンネルというモダンなトンネルができていますが、その当時までは旧釜トンネルと言って幽霊トンネルとも、恐怖のトンネルとも、其れに強烈な心霊スポットとも言われていたのです。 特に、上高地や穂高へ向かう冬山の登山者は此の旧釜トンネルを歩いて超えてゆかねばなりませんし。 トンネルの恐怖に慄き(おののき)ながらヒタスラ歩いて、否、実際は上って行くことになるのです。(実際はもすごい急傾斜の曲がったトンネル) 

このように私達登山者達は、冬季の穂高へは重い冬山装備の荷物を背負って此のトンネルを歩いて行くのですが、特に歩行中は出来るだけ横見や岩の壁を見ないようにして歩くのです。 其の理由は当時の手彫りの跡がクッキリと残っていて、其の手彫りの岩の壁が「死人の顔や幽霊の姿」に見えてしまうのです。

この釜トン(通称では旧釜トンネルのこと)といえば急な曲がり、急な勾配でも知られていて、しかも、夏季シ-ズンなどはバスなどがやっと通れるくらいの狭さでったのです。 従って、バスの運転手はギヤーがガクンガクンとおろされ、4段ギアーが3段、更には2段から1段にシフトダウンするほどであったのです。 而も、車線は一車線しかなく両側に信号がついていて交互通行という状態でもあったのです。
 
トンネル内は真っ暗で車の灯りも頼りなげで、しかも未舗装のためバスは大揺れに揺れて照点が定まらないのである。 而も、バスの上高地線の運転手も「このトンネルは岩の壁やカーブの壁にはライトに照らされて、ミラーや窓ガラス越に死人の顔が浮かび上がんだ」とも言っているのです。

又、当時のバスの運転手は、入山者がいて人を乗せているときはいいんですけど、夕方から暗くなって登山者を迎えに行くときなどは勿論、誰も乗客はいません。 そんな時にガクン、ガタンと大揺れに揺れるバスの中で、人はいないはずなのに座席のシートから幽霊が数人乗っていたとか、死人の顔が座席から覗いていたとか、バックミラー越しに悲しそうな死人の顔が覗いたとかいって、それ以来乗客のいないときで釜トンを通って上高地へ向かう時は、トンネルの中ではの絶対に後ろを見ないことにしている、言っていたのです。

実は、此の釜トンネルと言えば、当時は強制労働(実際は不明・・?)で手掘りで掘ったとも言われ、トンネル内は其の手掘りの跡が不気味なように黒い岩(車の吐き出すススによるもの)が露出していて、気持ちが悪い状態であったのです。 何でも、話によると労働者が過労で死亡した際には、そのままこの釜トンに埋めたともも言われ、更に、穂高で遭難死、又は凍死した遺体をそのままこの釜トンに一時保管したというような噂話もあるのです。

こんな事で、当時の釜トンネルはいつしか「幽霊の出る怖いトンネル」、「釜トンの死人が浮かび上がってくるトンネル」などといわれ、筋金入りの「幽霊トンネル、恐怖の心霊スポット」などと言われたのでした。
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