700年一度も開けられなかった御神体の扉

私の実家の近くの神社での体験です。

当時、私は国際結婚をしており、海外から外国人の夫と息子と共に帰省中でした。

近所の神社に、息子の受験の合格祈願に行ったんですが、顔見知りの神主さんが、外国人の夫に色々神社の中を案内してくれるとの事で、あちこちガイド付きで見せてもらいました。

私自身、この実家のある土地で２４歳まで生まれ育って、この神社にも何回も来ているんですが、初めて見るものばかりでした。

最後に、ここに御神体が設置されていて、設置されてからおよそ７００年、一度もこの扉は開けた事なく、神主さん自身も御神体を見た事が無い・・・との事でした。

その瞬間です。

扉の向こうで何かが、ゆらり・・・と動いたような気がしました。

目の錯覚？と思ったんですが、その瞬間鳥肌が立って・・・。

神主さんはこちらを見ていたので、気が付かなかった様子で。

いや、きっと見間違いだろうと思いました。

しかし、帰り道で夫がぼそりと「さっき、あの御神体の設置されている奥で何か動いてるの見なかった・・・？」と言った時はもう心底ぞっとしました。

「私も見た！！！」と二人でもう本当に、「とんでもないものを見てしまったね！！！」と・・・。

その後、息子は無事受験に成功し、御神体のご利益だったのかな・・・と思ったりしています。