祟りがある不思議な防空壕

僕が通っていた中学校の近くに、「防空壕」があります。
自然の洞穴を利用した防空壕で昔から有名でした。
低い山の麓にあり、学校の行き帰りで見えるうす暗い穴です。

この防空壕は、町内で怖い噂がありいい伝えられています。

「あの防空壕の中に入ったらダメよ。バチが当たり、不幸になるから。」

と、学校の先生からも言われたほどです。
実際、起きた話があります。ある日の出来事です。
中学2年生のOO君が、野球の部活が終わり帰宅するため防空壕の前を通ります。

OO君は、防空壕が気になり大き目の石を穴に投げ入れました。

次の日の放課後、野球の練習中にOO君は顔にボールが当たります。
場所は、まぶたで赤く腫れあがってしまいました。

また、中学3年生のOO君は、防空壕の中へ入ったみたいです。
探索する感じで、入り口から奥へ歩いて行きます。
中は、10メートルぐらいの深さになっていて特別何もありません。

OO君は、防空壕から外へ出て来て家へ帰りました。
次の日、OO君は授業中に腹痛が起きて救急車で病院へ運ばれます。
原因は、分からなく2日ほどかなりの痛みだったそうです。

そういった実体験から、「防空壕には近づいてはいけない。」と町内の都市伝説になっています。