夜の訪問者

これは、私の友達の彼氏から聞いた高校の女教師の先生の怖い話です。

先生は、仕事を終え夜8時過ぎ頃小雨が降る中一人暮らしのアパートに帰宅しました。ご飯を食べ終え、洗い物などを終え一段落しお風呂へ入る準備をしていたら玄関のチャイムが鳴りました。

インターホンで応えると、男の人が立っていて「怪しい男の人が家の周りをうろうろしていて心配なので開けてください」といわれたのですが、その人も十分怪しく怖かったので先生は、「とりあえず大丈夫です」と応えました。　

しかし、男の人も引き下がらずドアをドンドン叩きながら「心配だから開けてください！」と引き下がらず、そのやり取りを何回も繰り返し怖くなった先生は「警察呼びますよ！」と叫ぶと男はいなくなりました。

次の日から、先生の部屋の周りで足音や物音がするようになり、それが、しばらく続きました。

入浴中にふっと気配を感じおそるおそるお風呂を上がると玄関の郵便受けからギギギギギィィイっと郵便受けからこちらを伺うように無理やり開けられる音がしました。

こちらの気配に気づいたのか、ドアをガチャガチャと無理やり開けようとする音が部屋中に響きわたりました。

先生は、警察を呼びましたが男は捕まらず、最近この辺りで不審者が出没するので気をつけてと警告だけが残り、その後先生はそのアパートを引っ越したそうです。