いい人だと思いたいお婆さん

前に投稿した内容とかぶるのですが、私は本当によく金縛りに掛かります。

その回数は、大げさではなく4桁に届くと言っても過言では無いほどです。

なので今では金縛りに掛かる瞬間が分かったり、掛かっても自力で振りほどく事が出来るようになってしまいました。

又、私は金縛りに掛かった時は絶対に目を開けないようにしているのですが、それは高校１年生の時に不思議な体験をしたからです。

その体験とは、夏休みのある日のこと、その日は部活や友達と遊ぶ用事もなく昼間から部屋でゴロゴロしていました。

当時はまだ、エアコンが個室に無かった時代だったので、扇風機を付けていました。そしてしばらくすると突然金縛りに掛かって体が動かなくなりました。

しかし当時はまだ自力で金縛りを振りほどくことが出来ず自然に納まるのを待つしかありませんでした。

待っている間はそのまま寝るか、目を開けたりするのですが、その時は目を開けました。

すると部屋のドアがゆっくりと開いて白髪のお婆さんが部屋に入ってきました。

当時祖母はまだ健在でしたが白髪ではなかったので全く知らないお婆さんでした。私は金縛りと恐怖で目を開けたまま固まっているとそのお婆さんは扇風機を消して部屋から出てってしまいました。

私はそのまま眠ってしまい、目が覚めてからさっきのは夢だったかなと思ったのですが扇風機が消えていたのでやっぱり夢ではなかったんだと思いました。

扇風機に当たりながら寝ると体に良くないと云うのであのお婆さんはいい人だったのかなと思うようにしています。