予知夢？メッセージ？

幼いころから霊感があった私はいわゆるデジャブや、シンクロニシティ、予知夢なども多く体験する子供でした。
いつも不思議ではありましたが、恐怖を感じるものとそうでもないものがあり、今からする話は少し不思議な体験です。

高校一年の夏、寝苦しさもあるのか大好きな祖父の葬儀の最中の夢を見ました。
きれいで沢山の花に囲まれた祭壇に祖父の遺影がある夢です。
『縁起でもない夢だ』
と、特に気にすることもなく学校へ。

次の日も、次の日も同じ夢・・・

さすがに、なんだろうなあ・・・祖父は家でピンピンしているし当時まだ６６歳。

『まあ、死んだりはしないだろうけどもし祖父が亡くなったら私に出来ることってなんだろう？』
とぼんやり考え、あまりに何度も続くので、
『そうだ。お葬式、最後のお別れくらい泣き顔で別れることのないようにしよう！』
なんて考えまた数日同じ夢。

そして初めにその夢を見て日から一か月くらい経った日、私は猛烈な胸騒ぎがして『今日一人でいたくないからうちに泊まって！』と
仲の良かった幼なじみを無理矢理泊めました。

そんな日に限って早々と幼なじみは就寝・・・なかなか寝付けず起きていたけど、いつのまにやら夢の中へ。

『はっ！！』と気づくと枕元に座っている穏やかな表情の祖父。

祖父のにおい・・・暖かい感じ・・・

【プルルルル・・】遠くで家の電話が鳴る音で目覚め、時計を見ると朝方の４時でした。
『寝ていたのか・・・』とまるで電話が来るのをわかっていたような私。

電話の先は母でした。

『おじいちゃん、さっきまで危篤状態だったけど亡くなった。』

祖父は心筋梗塞で突然死でした。誰もが信じられないと嘆く中、心の中で
『知らせに来てくれてありがとう』と泣かない準備に取り掛かる。
そんな出来事があった夏でした。