山奥の大学で撮れた心霊写真

10年ほど前の話です。

私は大学1年生、同級生4人と日の出を見るために山の麓にある姉妹校へ自転車で登る事にしました。

時刻はAM2時、姉妹校までは自転車で1時間半〜2時間ぐらい、7月、まだ当たりは真っ暗ですが日の出は5時前には上がります。

大学1年生なので、深夜自転車を走らせる事すら楽しい、仲間といるだけで楽しいのです。

この山のあそこのトンネルは心霊スポットらしいよとか、廃病院があって立ち入り禁止の有名なスポットもあるんだって、なんて話しながら急な山を自転車に乗ったり降りたり上がっていきます。

4時過ぎには日の出が見える姉妹校へ到着。校門は道路沿いにあり、山道なだけに車はほとんど居ませんでしたが、夜明けと共に少しずつ増えてきてる印象。

その道沿いにコンビニがあり、ドリンクを買ったり、日出までもう少し時間があるねなんて話したり。

学校に侵入してみる？なんて言ってみたり。

というのもその学校、敷地内に寮があります。うちの大学と同じです。

寮に住む教授もいるので、深夜まで研究室に残ってる教授もちらほら。

校門から校舎をみると真っ暗だった校舎の明かりが、数室つき始めていました。

早い時間から研究をする教授もいるんだなと、1年生ながら関心していました。

日の出は無事見れて、校門の前で校舎をバックに5人で記念撮影。

その日は帰って、授業はサボって夕方まで寝ました。

ケータイをみると仲間の一人がグループLINEに呟いてました。

心霊写真写真撮れてたと、最後に撮った写真と共に。

写真を見てみると、前3人座って後ろに2人立って撮った記念写真。

後ろの2人は片方は半透明、もう片方は腰から下が写っていませんでした。

そして校舎にある時計はよくみると4時44分をさしているような。

実際写真を撮った時間は4時44分でした。気持ち悪かったです。

最後に1番不気味だったのは、校舎に3部屋ほどライトが付いている部屋がありました。

私たちが着いてから少しづつ明かりが点いた部屋です。

その一部屋からよくみると人影のような物が覗いていました。

もちろんバックの校舎なのでかなり小さく、見えづらいですが、何度見ても人影が上半身だけで窓から覗いているように見えるのです。