日光の六方沢橋

日光の霧降高原を進み、大笹牧場へ行く道に
六方沢橋という高い橋があります。
とても見晴らしがよく、下を覗くと太ももの裏がぞわぞわします。
霧降というだけあって良く霧が立ち込め幻想的なのですが、
俗に言う有名な心霊スポットで、自殺の名所でもあります。
地元民は車の免許を取るとだいたいいろは坂や霧降にドライブに行ったり、
夜景を見に行ったりします。
少なからず私も友達や妹と夜ドライブに行ってました。
六方沢も何回も通ってます。

で、職場で六方沢の心霊の話になり、人影を見たとか、鳥肌が立ったとか、
怖い話で盛り上がってた時、1人が、
『六方沢って夜行くと必ず街灯どれか消えてるよね』
周りの子達も、そういえばそうだね、全部点いてるとこ見たことないね、
チカチカしてたりするよねとザワつくなか、
あれ？
『私、何回も行ってるけど、全部街灯点いてるよ・・・』
むしろ消えていたら気づくし、街灯なんて全部点いてるものだと思ってました。
ちなみにおばけらしきものは見たことないです。

その後、夜わざわざ六方沢に行くことは無くなりましたが、数年に何度か飛び降りなどが
あるみたいで、
高い橋の割に手すりが低かったのですが、乗り越えられないように柵が取り付けられてました。

久しぶりにたまたま昼間通った時、車を橋の脇の空き地に止め覗いてみたらやっぱり高くてぞわぞわしました。
妹と旦那さんと車に戻る時、空き地の隅に造花が置いてあって、

『そういえば、知り合いが夜六方沢に来て、橋の脇を覗いてみたら、下から這い上がってくる何かが居て慌てて車乗って逃げたって話してたよ』

と、造花を指さすので、
やめろ！と指をつかみ車に乗ってその場を後にしました。

何度も行ってますが、妹が造花を指さして怖い話をした時が一番怖かったです。