エレベーターのおばさん

暑い夏の日、私がデパートに行った時に体験した出来事です。

私達は2階の食品売り場での買い物を済ませ帰る前に私はトイレ行きました。
トイレは1階にあり階段での移動手段がなくエレベーターで行くしかありませんでした。

私はエレベーターに乗りトイレのある１階のボタンを押しました。エレベーターには私1人だけ。
扉が開くと横には塾があり大勢の生徒がいて勉強していました。塾の先を行くとトイレがありました。

私は用を済ませて2階に戻ろうとしました。
しかしエレベーターは2階に戻らず『地下一階』に行きました。

扉が開くと、そこはなんにも無い空間…そして1人のおばさんがエレベーターに乗って来ました。
そのおばさんは私を見ていきなり

『１階です』と言ってきたのです。
私は訳が分からなくて沈黙していました。
おばさんは7階のボタンを押しました。

エレベーターは私が押した2階に止まらず7階に行きました。
おばさんが7階で降り、私はここに居たらやばいと思い急いで『閉』を押しました。

無事に2階に戻れデパートの階数表を見たら
『地下１階』何てどこにも無く
塾は6階にありましたが今はコロナ禍で大勢の生徒が集まることはありません。

さらにトイレに行って帰ってくるだけなのに1時間も経っていました。