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呪い・祟り

レイレサさんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

呪われた家・・・そこに引っ越した人の末路
短編 2022/01/26 16:05 2,158view
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仕事先の先輩(ヤマさん)から聞いた話。

これはまだヤマさんが高校生だった頃に同級生から聞いたかなり怖い話。

ヤマさんの同級生は母子家庭で生活面での苦労があった。

出来るだけ家賃が安い物件を探しており、噂話で聞いた安い物件に入ることになった。

その物件は一軒家だが、一軒家とは思えないほどの賃貸料だった。

理由はひとつ。

そこは出る物件だったから。

幽霊が出る物件として近所でも有名な家だ。

出る理由は誰かが死んだとか事件があったとかそういう理由ではないらしい。

霊感がある人には分かるのだが、そこは霊道が通っているために多くの霊が闊歩しているそうだ。

その家だけではなくて、その近辺がどんよりしているとのこと。

近くの山やトンネルも幽霊の目撃情報が相次いでいるらしい。

土地的に引き寄せやすい場所なのだろう。

問題の物件は過去に多くの人が賃貸料の安さに惹かれて入居したものの、すぐに怖がって出ていってしまう人が多かった。

「幽霊なんてどうせ物理的なこと出来ないだろう」と半分小馬鹿にしていた入居者ですら、早い段階で血相を変えて出ていってしまうらしい。

入居者が次から次へと変わっていく状況は近所でも有名となり、幽霊が闊歩する呪われた家、という不名誉な噂が立られてしまった。

ヤマさんの同級生がその家に引っ越してからすぐに異変は起きた。

昼間でも誰かの話声や足音が聞こえてきたのだ。

そして妙な視線も感じた。

夜中には見知らぬ人が家の中を歩いている姿を何度も目撃した。

悪夢もかなりの回数見せられた。

物が勝手に移動していたり、勝手に戸が開いていたり、心霊現象でよくある現象は一通り経験したそうだ。

ヤマさんの同級生は高校を卒業して就職することとなり、さっさとその事故物件から出ていったそうだ。

もちろん、家族も一緒に出ていった。

こんなところにずっと住んでいたら体も心もやられてしまう、ヤマさんは同級生がやつれていく姿を毎日見ていた。

事故物件を甘く見てはいけないと悟ったそうだ。

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コメント(1)
  • 店舗が全然定着しない物件とかもありますよね
    やっぱりそういう所もこんな感じなのかな

    2022/01/26/17:10

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